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HN:飛鳥(あすか)
「世の中すべて広く浅く」
ぬるく生きています。
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あい。
ちょいと忙しくて書いてる時間があんまりないのだけれど、
とりあえずすこーしずつ前進。
ゲームに対するモチベがさがらないので、まだいけそうだ。
って、まだ迷宮に入ってもいないけどwwwww
ちょいと忙しくて書いてる時間があんまりないのだけれど、
とりあえずすこーしずつ前進。
ゲームに対するモチベがさがらないので、まだいけそうだ。
って、まだ迷宮に入ってもいないけどwwwww
「はぁ~い、お待ちどうさま~」
フォスターたち3人が囲む丸いテーブルの上に、マリスが持ってきた料理が置かれる。
「わぁ~、おいしそ~う♪」
すでにフォークをしっかりと握り締め、準備万端ティリアが声を出す。
「ちょっとキーア、落ち着いて」
困った顔をしながら、今にもフォークを鳥のソテーに突き刺さんばかりのティリアをキーアがなだめる。
「やれやれ」
いい加減疲れたといった面持ちのフォスターは、二人のやり取りを呆れながら見ている。時は夕刻。キーアをギルドメンバーに加えた【メロンパン】一行は、他の同行者を探すという口実の元、そのまま「金鹿の酒場」で時を過ごし、今まさに夕食を食べようとしてたところだった。
「俺はいつまでも街でのんびりするつもりはないんだがな」
キーアの隙を突いて見事鳥のソテーを獲得したティリアを見て、フォスターが愚痴混じりに言う。
「ん。あふぇらないあふぇらない。あふぉふふぁりふらいふぃしゅようれしょ?」
と、何を言っているのかよく分からないが口をもぐもぐさせながらキーアが答える。
「喋るか食うかのどっちかにしろ」
「でも、確かにあと二人くらいは……。特にメディックは重要だと思うんです」
キーアはティリアの言っていることが理解できるらしい。
「お前はさっきの意味不明な言葉が理解できるのか」
「え? あ、まあ。付き合い長いですから」
「何て言ったんだ?」
あえてフォスターは聞く。
「えっと、焦らない焦らない。あと2人くらいは必要でしょ? かな」
そんなやり取りに、口の中のものをしっかり胃袋に収めたティリアが入ってくる。
「キーア正解ぃ~! だめだなーフォスター君。もっとしっかり聞かないと」
指摘された当のフォスターは、無言のままスープをすする。
そんな他愛ない会話が繰り広げられているところへ、次の料理を運んできたマリスが声をかける。
「はいどうぞ~。あ、そうそう、それともうひとつお待ちどうさまなものがあるんだけど」
マリスの仕事、立場、そして自分たちの今置かれている状況を分析し、すぐにピンと来たフォスターは、早々に確信を突く。
「見つかったのか?」
マリスは笑顔で頷く。
「えっ!? ホントッ!?」
「うっ、本当なんですか? マリスさん」
店中に響き渡るような大声をティリアが上げ、キーアは右の耳を塞ぎながら同じくマリスに聞く。
「とりあえず、状況を教えてくれ」
あくまで冷静に聞く体制に入るフォスター。マリスは料理をテーブルに置きながら話し始めた。
「ええ。もっと早く話そうと思ったんだけど、ほら、昼間はいろいろあったじゃない。それもあってね。後はまだそっちの子たちにも話してないから、話してからって思っていたのだけど……」
「……子……“たち”?」
聞きもらすことなくフォスターが反応した。
「えぇ。二人なのよ」
そう言いつつも、マリスは何かを企んでいるかのような微笑を見せる。フォスターはそれを察知しつつもさらに聞こうとした。が、
「ねぇねぇ! 二人ってどんな人たち? 強そう? かっこいい? 何やってる人?」
さながら好みの男性を紹介されてねほりはほりと聞きたがる年頃の女の子のように(現に年頃ではあるが)ティリアが質問をものすごい勢いで投げかけた。
「ティ、ティリア! もうっ、少しは落ち着いてよ」
キーアは鼻息が荒いティリアを抑えることで精一杯の様子。フォスターは出鼻を挫かれたため、そのまま黙って座っていることにした。
いずれにしてもマリスが全て話すと分かっており、自分がこれ以上突っ込んで聞いてもティリアの勢いが増すだけだと察知したからだ。
案の定、ティリアをなだめながらマリスは話を続けた。
「ティリアちゃん落ち着いて。ね。人数は二人。ひとりはダークハンターでもうひとりはメディックね」
それを聞いたキーアが
「メディックいるんですか!? あっ……」
とティリアにも負けず劣らずの声を上げた。が、自分の出した声の大きさに自分で驚いたのか、恥ずかしそうに顔を伏せた。
「うっふふ。面白いわねここのみんなは。えぇ、メディックが居るわよ。【メロンパン】には待望……かしら? ね♪」
「まあな」
フォスターは無愛想に答える。
マリスの指摘は確かに正しかった。キーアも言っていたが、フォスターももちろん初期からメディックは必要だと分かっていた。単純に、その辺りのことを考えないのがティリアだけということでもあるが、ティリアはあまり細かいことは気にしない。
「で? 情報はすべて話してもらおうか」
続きを促すように、フォスターがいつもの口調で言う。
「これといって何か言っておかなきゃいけないことはないんだけど……あ、これだけは約束してちょうだい。もし二人を【メロンパン】に入れても、冒険者をしている理由は聞かないで」
唐突に条件を出されて3人とも少々困惑気味になる。ティリアとキーアはともかく、フォスターはもとより他人にあまり興味がないため、
「そんなこと興味は無い、言われなくても聞かないさ」
という答えを出す。
残りの二人はとにかく不思議そうだったが、マリスに言われては断れないと分かったのか、
「ん~、別にいいよ。聞かないよね、キーア」
「え、うん。誰にでも聞いてほしくないことはあるからね」
快く承諾した。
「それじゃあちょっと待っててね。宿に居ると思うから連絡をとってみるわ」
そう言ってマリスがカウンターの奥へ戻ろうとしたその時、入り口の扉がゆっくり開く。
フォスターたち3人が囲む丸いテーブルの上に、マリスが持ってきた料理が置かれる。
「わぁ~、おいしそ~う♪」
すでにフォークをしっかりと握り締め、準備万端ティリアが声を出す。
「ちょっとキーア、落ち着いて」
困った顔をしながら、今にもフォークを鳥のソテーに突き刺さんばかりのティリアをキーアがなだめる。
「やれやれ」
いい加減疲れたといった面持ちのフォスターは、二人のやり取りを呆れながら見ている。時は夕刻。キーアをギルドメンバーに加えた【メロンパン】一行は、他の同行者を探すという口実の元、そのまま「金鹿の酒場」で時を過ごし、今まさに夕食を食べようとしてたところだった。
「俺はいつまでも街でのんびりするつもりはないんだがな」
キーアの隙を突いて見事鳥のソテーを獲得したティリアを見て、フォスターが愚痴混じりに言う。
「ん。あふぇらないあふぇらない。あふぉふふぁりふらいふぃしゅようれしょ?」
と、何を言っているのかよく分からないが口をもぐもぐさせながらキーアが答える。
「喋るか食うかのどっちかにしろ」
「でも、確かにあと二人くらいは……。特にメディックは重要だと思うんです」
キーアはティリアの言っていることが理解できるらしい。
「お前はさっきの意味不明な言葉が理解できるのか」
「え? あ、まあ。付き合い長いですから」
「何て言ったんだ?」
あえてフォスターは聞く。
「えっと、焦らない焦らない。あと2人くらいは必要でしょ? かな」
そんなやり取りに、口の中のものをしっかり胃袋に収めたティリアが入ってくる。
「キーア正解ぃ~! だめだなーフォスター君。もっとしっかり聞かないと」
指摘された当のフォスターは、無言のままスープをすする。
そんな他愛ない会話が繰り広げられているところへ、次の料理を運んできたマリスが声をかける。
「はいどうぞ~。あ、そうそう、それともうひとつお待ちどうさまなものがあるんだけど」
マリスの仕事、立場、そして自分たちの今置かれている状況を分析し、すぐにピンと来たフォスターは、早々に確信を突く。
「見つかったのか?」
マリスは笑顔で頷く。
「えっ!? ホントッ!?」
「うっ、本当なんですか? マリスさん」
店中に響き渡るような大声をティリアが上げ、キーアは右の耳を塞ぎながら同じくマリスに聞く。
「とりあえず、状況を教えてくれ」
あくまで冷静に聞く体制に入るフォスター。マリスは料理をテーブルに置きながら話し始めた。
「ええ。もっと早く話そうと思ったんだけど、ほら、昼間はいろいろあったじゃない。それもあってね。後はまだそっちの子たちにも話してないから、話してからって思っていたのだけど……」
「……子……“たち”?」
聞きもらすことなくフォスターが反応した。
「えぇ。二人なのよ」
そう言いつつも、マリスは何かを企んでいるかのような微笑を見せる。フォスターはそれを察知しつつもさらに聞こうとした。が、
「ねぇねぇ! 二人ってどんな人たち? 強そう? かっこいい? 何やってる人?」
さながら好みの男性を紹介されてねほりはほりと聞きたがる年頃の女の子のように(現に年頃ではあるが)ティリアが質問をものすごい勢いで投げかけた。
「ティ、ティリア! もうっ、少しは落ち着いてよ」
キーアは鼻息が荒いティリアを抑えることで精一杯の様子。フォスターは出鼻を挫かれたため、そのまま黙って座っていることにした。
いずれにしてもマリスが全て話すと分かっており、自分がこれ以上突っ込んで聞いてもティリアの勢いが増すだけだと察知したからだ。
案の定、ティリアをなだめながらマリスは話を続けた。
「ティリアちゃん落ち着いて。ね。人数は二人。ひとりはダークハンターでもうひとりはメディックね」
それを聞いたキーアが
「メディックいるんですか!? あっ……」
とティリアにも負けず劣らずの声を上げた。が、自分の出した声の大きさに自分で驚いたのか、恥ずかしそうに顔を伏せた。
「うっふふ。面白いわねここのみんなは。えぇ、メディックが居るわよ。【メロンパン】には待望……かしら? ね♪」
「まあな」
フォスターは無愛想に答える。
マリスの指摘は確かに正しかった。キーアも言っていたが、フォスターももちろん初期からメディックは必要だと分かっていた。単純に、その辺りのことを考えないのがティリアだけということでもあるが、ティリアはあまり細かいことは気にしない。
「で? 情報はすべて話してもらおうか」
続きを促すように、フォスターがいつもの口調で言う。
「これといって何か言っておかなきゃいけないことはないんだけど……あ、これだけは約束してちょうだい。もし二人を【メロンパン】に入れても、冒険者をしている理由は聞かないで」
唐突に条件を出されて3人とも少々困惑気味になる。ティリアとキーアはともかく、フォスターはもとより他人にあまり興味がないため、
「そんなこと興味は無い、言われなくても聞かないさ」
という答えを出す。
残りの二人はとにかく不思議そうだったが、マリスに言われては断れないと分かったのか、
「ん~、別にいいよ。聞かないよね、キーア」
「え、うん。誰にでも聞いてほしくないことはあるからね」
快く承諾した。
「それじゃあちょっと待っててね。宿に居ると思うから連絡をとってみるわ」
そう言ってマリスがカウンターの奥へ戻ろうとしたその時、入り口の扉がゆっくり開く。
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