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HN:飛鳥(あすか)
「世の中すべて広く浅く」
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世界樹の迷宮、オリジナルのお話です。
設定なんかは結構適当。

まあ、興味ない人はすっとばしてください。
むしろ読むなw
シカトしろw

てことで、興味のある人は続きをどうぞ。

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プロローグ

 広い世界の一角。とある地方のとある場所にエトリアという小さな街があった。
その街は、周囲を緑豊かな木々が囲む何の変哲もない小さな街。
しかし、ある時のある発見をきっかけに、大陸で最も有名な街としてその名が広まる。
その発見が「世界樹の迷宮」と呼ばれる地下樹海の迷宮。

 それはエトリアの街外れで発見された巨大な大地の裂け目。
奥深く避けたその裂け目は、地の底まで続くかのような巨大な迷宮。
ただの迷宮なら、世界各地に数え切れないほどの迷宮が存在しているこの世界では珍しくないが、この「世界樹の迷宮」は違っていた。

そこには世界の全てがあった。

そこには求める全てがあった。

そこには未知の世界があった。

 世界の科学者、研究者の誰もが見たことのない、名も知らぬ草花が生い茂り、木々は不思議な果実を実らせ、見たこともない生き物が徘徊していた。
今までに、世界中から星の数ほどの冒険者が最下層を目指して迷宮に挑んだが、未だ誰も最下層にたどり着いた者はいなかった。
そして「世界樹の迷宮」発見から幾千の時を経ていくうちに、人々の間にひとつの伝説が生まれ、広まっていった。

--「世界樹の迷宮」には莫大な財宝が眠っている。
--世界樹の財宝を手に入れれば、世界の全てが思いのままだ。

その伝説を耳にしたものみなが、「世界樹の迷宮」に希望や野望、そして夢を描くようになっていった。

世界各地で大陸の開発活動が行われていたこともあり、我先にと未開の地を旅する冒険者が増加の一途を辿る中、この樹海はそうした冒険者の冒険心を満足させるに足る存在となっていた。

そしてここに、他の冒険者と同じくその伝説に魅入られたひとりの冒険者が、生い茂る森林の奥地に沈む夕日を背に、エトリアの入り口に大きく構える木の門をくぐった。

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